入浴時のヒートショック!高齢者の脳卒中・心臓発作に注意!対応は? [ニュース]
入浴時のヒートショックに注意というニュースがありました。高齢者はもちろん、高齢者でなくともお風呂での対応を考えてみましょう。
1. ヒートショックとは?
ヒートショックとは、「ヒート(熱さ)」「ショック(衝撃)」ということで、温度の急な変化で体がダメージを受けることです。
寒いところから暑いところに急に移動したり、逆に暑いところから寒いところに急に移動したときの衝撃のことですね。
例えば、暖房の効いた温かい部屋から急に寒い外に出たり、あるいは、冷凍倉庫から暑い炎天下に移動したときなどに起こります。
そして、日常生活でよくあるヒートショックは、冬場のお風呂なんです。
血圧が急上昇したり、脈拍が変化して、心臓発作や脳卒中を引き起こすとても怖い環境なんですね。
そういえば昨年亡くなった中村獅童さんのお母様も確かお風呂で亡くなりましたよね。
NHKのニュースでは、入浴中に突然、心肺停止状態になった人が急増しているとのことでした。データ的には3年前の1年間で、高齢者を中心に全国で1万人余りにのぼったことが、専門家の調査でわかりました。
「入浴中のヒートショックに注意」 NHK NEWS WEBより
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140109/k10014383901000.html
2. ヒートショックの恐ろしさ
ニュースでは「脱衣所と湯船の温度差で血圧が急激に変化し、ショック状態になる」とのことでした。
つまり、湯船の外と、湯船の中での温度差が強調されています。
もちろんその時が一番「ショック」は大きいのでしょうけれども、私は冬場のお風呂に入るまでは、厳密には4回の「ヒートショック」に見舞われると考えています。
まず1回目は、暖房の効いた暖かいリビングから「寒い脱衣所へ移動した時」です。たいていの家では脱衣所も充分に寒いですよね。
次に、「服を脱いで寒さが増大する時」が2回目です。寒い脱衣所ではありますが最初はまだ服を着ています。そして意を決して服を脱ぎ全裸となり、ものすごく寒い状態になります。寒さのあまり、動きが素早くもなるで
しょう。
そして3回目が、「浴室に入った時」です。住宅によっては「ほぼ外」という状態の浴室もあるかと思います。換気口は外気を取り入れるし、窓は除湿のために少し開けておく場合も多いでしょう。その「ほぼ外」の浴室に
入った時にもショックとなるでしょう。
最後4回目が、「入浴した時」です。ここが一番のショックかもしれませんね。寒さの最高潮からの急激な「熱さ」なのですから。
別の言い方をすると、この最後の4回目のショックを最高に激しくするための助走が、1回目から3回目の「ショック」のような気がします。とても恐ろしいですね。
さらには、今度はお風呂から出る時も逆に言えば「ショック」を段階的に踏むことになりますよね。そう考えるとこの数回の温度変化は本当に命取りになるでしょう。
◆1回目のヒートショック・・・寒い脱衣所へ移動した時
◆2回目のヒートショック・・・服を脱いで寒さが増大する時
◆3回目のヒートショック・・・浴室に入った時
◆4回目のヒートショック・・・入浴した時
◆5回目以降のヒートショック・・・湯船から出た時以降
ニュースによると血圧の変化も激しいようですね。グラフで見るとよくわかります。
高齢者はもちろん注意しなければならないのですが、高齢者でなくとも充分な注意が必要ですね。
ではいったいどのような対策を取ればいいのでしょうか?
続きは「3. ヒートショック対策」へ
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3. ヒートショック対策
対策としては、お医者さんも指摘するように、やはり何といっても「温度変化を少なくすること」が重要ですね。
まずは冬場のお風呂の温度は41などあまり熱過ぎないように設定するとよいでしょう。
それから、前もって浴室の壁や床などをシャワーを使って温めておく、というのは非常に良いと思います。
お風呂のふたを取っておくのもいいかもしれませんね。浴室がお風呂のお湯の熱と湯気であたたまりますので。
でも私としては、脱衣所も当然、暖かくしておくべきだと思います。少なくともリビングの暖かさは脱衣所にはないわけですから。
遠赤外線の電気ストーブなど最近は安価で売ってますから、とてもいいと思います。
↓以下は関連する楽天の遠赤外線ストーブの広告リンクです。
(広告リンクおわり)
そして、お風呂に入ってからも、急に湯船につからないことですね。まずはシャワーなどで体をお湯に慣らして時間を置いてから入浴するとよいでしょう。
さらには、深夜など外気温が特に低い時間帯は入浴を控えたほうがいいですね。体としても本来は寝ている時間なので無理な負荷をかけないにこしたことはありません。
こんなところでしょうか。まとめますと、
◆お風呂の温度はやや低めにして沸かす
◆脱衣所を暖かくしておく
◆入浴前にシャワーなどで浴室を暖めておく
◆お風呂のふたをとっておく
◆浴室に入ったらシャワーで暖まり、急に湯船に入らない
◆深夜など特に寒い時間帯に入浴しない
という感じで。
冬場のヒートショック、気を付けてくださいね!
※ちなみに名前のよく似た「ヒートショックプロテイン」とは別物です。
「ヒートショックのない住まいで快適に! ヒートショック対策のヒント」 All Aboutより
http://allabout.co.jp/gm/gc/41242/
関連記事:
「中村獅童さん頑張れ!母親の死を乗り越えて・・・」
http://bravery.blog.so-net.ne.jp/archive/20131221
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1. ヒートショックとは?
ヒートショックとは、「ヒート(熱さ)」「ショック(衝撃)」ということで、温度の急な変化で体がダメージを受けることです。
寒いところから暑いところに急に移動したり、逆に暑いところから寒いところに急に移動したときの衝撃のことですね。
例えば、暖房の効いた温かい部屋から急に寒い外に出たり、あるいは、冷凍倉庫から暑い炎天下に移動したときなどに起こります。
そして、日常生活でよくあるヒートショックは、冬場のお風呂なんです。
血圧が急上昇したり、脈拍が変化して、心臓発作や脳卒中を引き起こすとても怖い環境なんですね。
そういえば昨年亡くなった中村獅童さんのお母様も確かお風呂で亡くなりましたよね。
NHKのニュースでは、入浴中に突然、心肺停止状態になった人が急増しているとのことでした。データ的には3年前の1年間で、高齢者を中心に全国で1万人余りにのぼったことが、専門家の調査でわかりました。
「入浴中のヒートショックに注意」 NHK NEWS WEBより
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140109/k10014383901000.html
2. ヒートショックの恐ろしさ
ニュースでは「脱衣所と湯船の温度差で血圧が急激に変化し、ショック状態になる」とのことでした。
つまり、湯船の外と、湯船の中での温度差が強調されています。
もちろんその時が一番「ショック」は大きいのでしょうけれども、私は冬場のお風呂に入るまでは、厳密には4回の「ヒートショック」に見舞われると考えています。
まず1回目は、暖房の効いた暖かいリビングから「寒い脱衣所へ移動した時」です。たいていの家では脱衣所も充分に寒いですよね。
次に、「服を脱いで寒さが増大する時」が2回目です。寒い脱衣所ではありますが最初はまだ服を着ています。そして意を決して服を脱ぎ全裸となり、ものすごく寒い状態になります。寒さのあまり、動きが素早くもなるで
しょう。
そして3回目が、「浴室に入った時」です。住宅によっては「ほぼ外」という状態の浴室もあるかと思います。換気口は外気を取り入れるし、窓は除湿のために少し開けておく場合も多いでしょう。その「ほぼ外」の浴室に
入った時にもショックとなるでしょう。
最後4回目が、「入浴した時」です。ここが一番のショックかもしれませんね。寒さの最高潮からの急激な「熱さ」なのですから。
別の言い方をすると、この最後の4回目のショックを最高に激しくするための助走が、1回目から3回目の「ショック」のような気がします。とても恐ろしいですね。
さらには、今度はお風呂から出る時も逆に言えば「ショック」を段階的に踏むことになりますよね。そう考えるとこの数回の温度変化は本当に命取りになるでしょう。
◆1回目のヒートショック・・・寒い脱衣所へ移動した時
◆2回目のヒートショック・・・服を脱いで寒さが増大する時
◆3回目のヒートショック・・・浴室に入った時
◆4回目のヒートショック・・・入浴した時
◆5回目以降のヒートショック・・・湯船から出た時以降
ニュースによると血圧の変化も激しいようですね。グラフで見るとよくわかります。
高齢者はもちろん注意しなければならないのですが、高齢者でなくとも充分な注意が必要ですね。
ではいったいどのような対策を取ればいいのでしょうか?
続きは「3. ヒートショック対策」へ
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3. ヒートショック対策
対策としては、お医者さんも指摘するように、やはり何といっても「温度変化を少なくすること」が重要ですね。
まずは冬場のお風呂の温度は41などあまり熱過ぎないように設定するとよいでしょう。
それから、前もって浴室の壁や床などをシャワーを使って温めておく、というのは非常に良いと思います。
お風呂のふたを取っておくのもいいかもしれませんね。浴室がお風呂のお湯の熱と湯気であたたまりますので。
でも私としては、脱衣所も当然、暖かくしておくべきだと思います。少なくともリビングの暖かさは脱衣所にはないわけですから。
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そして、お風呂に入ってからも、急に湯船につからないことですね。まずはシャワーなどで体をお湯に慣らして時間を置いてから入浴するとよいでしょう。
さらには、深夜など外気温が特に低い時間帯は入浴を控えたほうがいいですね。体としても本来は寝ている時間なので無理な負荷をかけないにこしたことはありません。
こんなところでしょうか。まとめますと、
◆お風呂の温度はやや低めにして沸かす
◆脱衣所を暖かくしておく
◆入浴前にシャワーなどで浴室を暖めておく
◆お風呂のふたをとっておく
◆浴室に入ったらシャワーで暖まり、急に湯船に入らない
◆深夜など特に寒い時間帯に入浴しない
という感じで。
冬場のヒートショック、気を付けてくださいね!
※ちなみに名前のよく似た「ヒートショックプロテイン」とは別物です。
「ヒートショックのない住まいで快適に! ヒートショック対策のヒント」 All Aboutより
http://allabout.co.jp/gm/gc/41242/
関連記事:
「中村獅童さん頑張れ!母親の死を乗り越えて・・・」
http://bravery.blog.so-net.ne.jp/archive/20131221
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2014-01-10 01:17
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