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関節リウマチの原因特定に [ニュース]

関節リウマチの原因物質が特定されたようです。

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1. 関節リウマチとは?原因物質は?


関節リウマチとは、一般には原因不明
とされる関節の病気です。

人間の免疫系のバランス異常ということで
自己免疫疾患と関連していたり、膠原病にも
関係します。

文字通り「関節」に問題が起こるのですが
細かくは関節を構成する膜が炎症してしまうんですね。

そしてひどくなると関節が変形したり
骨が壊れていってしまう病気です。

この関節リウマチは、体内で作られる
なんらかの毒素が関節に付着したりして
引き起こされるもの、と考えられていますが
その詳細については原因不明と言われてきました。

ところが今回、京都大学の研究で
ある特定の「たんぱく質」が原因物質となりうる
ということが分かったそうです。

すごいですね。


2. 関節リウマチの原因たんぱく質


この研究は、京都大学の再生医科学研究所
伊藤能永(いとうよしなが)助教授らの
研究チームで行われました。

そしてその研究論文が17日に米国科学誌サイエンス
掲載されるとのことです。

また日本人が快挙、ということになりますね。
うれしい限りです。

この発見により、新たな治療法の糸口になると
言われています。

関節リウマチというと「おばあちゃんの病気
というイメージがあったりしますが
30代ぐらいから発症する例もあります。

やはり女性に多いみたいですね。
そのことから、女性ホルモンが原因の一つに
なっているとも言われています。

ただ、男性も発症しないわけではありません。
例は多いようです。

医学の進歩により、関節リウマチも
早期に発見すれば、悪化を防ぐこともできる
という状況にあります。

でもここへきて原因物質の特定ができた
となると、治療法も解明されるかもしれません。


続きは「3. 関節リウマチの今後は?」へ



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3. 関節リウマチの今後は?


自己免疫疾患の一つである関節リウマチですが
この自己免疫疾患というのは免疫の異常なんですね。

免疫の異常というと難しいイメージですが
簡単に言うと

敵でないものを敵と思って攻撃してしまう

という状態なんですね。

自分の細胞や体の一部は本来は敵ではありませんが
これを「敵だ!」とみなして正常な細胞を
攻撃してしまうんです。

誰が攻撃するかというと体のなかの警察官である
免疫細胞」なんですね。

罪の無い人を攻撃してしまうわけですから
体内で発生する冤罪(えんざい)のようなもの
かもしれません。

細かくいうとこの免疫細胞には「B細胞」や
「T細胞」があるのですが
今回の研究では、「T細胞」が注目されました。

つまり、

T細胞が、特定のたんぱく質を敵だと思って攻撃してしまう

という状況が発生するんだそうです。
これが「関節リウマチ」のしくみということなんですね。


今後は、このたんぱく質の研究がさらになされ
また、そのたんぱく質に反応するT細胞を
調べることにより、治療法が研究されることでしょう。


人間の免疫系というのは体を守ってくれる
強い味方ですが、免疫系のバランスが崩れてしまうと
体を攻撃してしまう
んですね。

関節リウマチの治療法が早く開発されるといいですね。


関連記事


「癌に勝つ免疫力や抵抗力アップの食事(食べ物)とは?」
http://bravery.blog.so-net.ne.jp/2014-06-30
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