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まさ土の地域は? [ニュース]

広島県の土砂災害の原因となっている「まさ土」。
この、まさ土の地域はどこに分布しているのでしょうか。

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1. まさ土


今回の広島の土砂災害をもたらしたこの「まさ土」は、
もともとは花崗岩(かこうがん)という岩なんですね。

この花崗岩が風化した状態が「まさ土」ということです。

風化ということは、長い年月をかけて
雨風に打たれ、物質が変化して、
岩が土になった状態、ということですね。

花崗岩はもともとは硬い岩です。
そして、風化するのは表面ですから、
硬い花崗岩の地層の上に、
乗っかる感じで「まさ土」は分布している、
というわけですね。

この、まさ土は大雨などで水分を多く含むと、
とたんにもろくなるそうです。

硬い花崗岩は雨というか水分を吸収しませんから、
大雨が続くと、表面のまさ土と花崗岩の間に、
水がたまってしまうわけですね。

そして、表面のまさ土が崩れて、「表層崩壊」を起こし、
今回の土砂災害を引き起こしたと言われています。


2. まさ土の地域


それではこの「まさ土」は、
日本全国のどの地域に分布しているのでしょうか。

まさ土の地域です。
気になりますよね。

実は、日本全国に分布しているようです。

というか、花崗岩がそもそも、
山地付近に分布していますから、
花崗岩の分布する地域には、
まさ土ができやすいということになります。

特に山地に多いので、
関東地方では北部の山岳地帯、
中部地方では飛騨・木曽などの山脈、
近畿地方の中部、瀬戸内海から中国山地、


といった感じで、
山の多い日本としては、
いたるところに分布しているわけですね。


続きは「3. まさ土の地域での注意点は?」へ



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3. まさ土の地域での注意点は?


まさ土が広く分布する地域では、
やはり今回の広島のように、
土砂災害の危険性が高い地域と言えます。

しかしだからといって
簡単に引っ越すというわけにもいきません。
何らかの対策や注意点を
考慮しておく必要があるかと思います。

まずは、自分の住む地域が、
まさ土の地域かどうかを、
認識する必要がありますよね。

その上で土砂災害防止の対策が
市町村などでとられるかと思います。

そして災害時に気をつけることとしては、
不幸にも自宅に土砂が流れ込んできた時には、

「高い場所に避難する」

というのが鉄則だそうですね。
自宅で言えば2階に逃げることです。

より高いところに避難していれば、
最悪、2階の窓などから、
救出されることも可能となります。

今回の災害では、
助かった人に共通するのは、
その点だったそうです。

今後も注意したいですね。


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「台風11号が西日本に上陸の見込み大雨と暴風や土砂災害に注意」
http://bravery.blog.so-net.ne.jp/2014-08-09
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