認知症の音楽療法の効果は？

認知症に対する音楽療法が最近話題になってます。その効果はどんな感じなのでしょうか。

1. 認知症の高齢者に音楽療法

認知症の高齢者に対して音楽療法が良いということで
最近とくに試みられているようですね。

音楽療法といってもさまざまなものがありますが

とりわけ、「自分が若い頃に好んで聴いていた曲を聴く」

というのがとてもいいそうです。

音楽療法というとモーツァルトのようなクラシック曲を聴くと
脳が活性化されるとか、言いますよね。

それはもちろんそれで良いことなんですが
ポイントは自分が若い頃に聴いていた曲
という部分なんですね。

2. 認知症と音楽

認知症とは、以前は「痴呆」などと呼ばれていましたが
文字通り、いろいろなものを「認知」「認識」できなくなる病気です。

脳に問題が起きるので、さまざまな影響がでます。

はっきりした原因はわかっていないそうですね。
脳の細胞がいろんな原因により活動しなくなったり
壊れてしまうんだと考えられています．

認識できなくなると、家族のこともわからなくなり
言葉を発することももちろん、日常生活に影響が出てしまいます。


しかし、その状態から、音楽を聴くことで
急に正常にしゃべり始めたり、音楽に乗って体を動かしたりと
良い反応が出るんだそうですね。

それはすごいことだと思います。

認知症には今のところ特効薬は無いといいます。
塩酸ドネペジルという名前の薬だったかうろ覚えですが

薬では今のところ進行を止めるのに精一杯、あるいは効果が無い
という状況だそうです。


それが、音楽の力で「変化」がおきるというから
不思議ですね。


続きは「3. 認知症への音楽療法の可能性は？」へ

---

スポンサーリンク

---

3. 認知症への音楽療法の可能性は？

最近の映画で、認知症になった女性が大変な状況になってしまい
でも音楽を聴くことで青春を取り戻す、というストーリーのものがあるそうですね。

「パーソナルソング」だったかと思います。

やはり、音楽のパワーというのは
脳のある特殊な部分を刺激してくれるんだと思います。

お医者さんの中にも認知症に対して音楽療法を進めている人も
たくさんいるんだとか。

音楽には、その時代を刻む力があると思います。

というより、若い時代に経験した楽しさ、ときには悲しさなどの
感情が、歌とともに脳に刻まれるんでしょうね。

その時代のその曲、思い出とともに記憶されるから
認知症になってたとしても、そのメロディーを聴けば
その興奮した感情が呼び起こされるのでしょう。


全世界に3500万人いるといわれている認知症の人々。

そして超高齢社会の日本にも数多くいると思います。

高齢者が４人に１人という時代に突入した状況で
この認知症の問題は本当に深刻ですよね。


音楽療法の研究が、この認知症に対する明るい希望となるといいですね。

関連記事

「認知症のリスクが喫煙で倍増 - 認知症の症状とレベルとは」
http://bravery.blog.so-net.ne.jp/2014-06-15

---

スポンサーリンク

タグ：認知症 音楽療法 効果